見栄やプライドを捨ててみる

成婚エピソード

婚活屋をしていた頃、それはもうびっくりする位のプライドの塊さんや見栄っぱりな人に遭遇することがあった。それも失礼ながら、たいていは中途半端な立ち位置の人に多かったりするから困りものなのだ。

例えば、

相手の男性は絶対大卒以上マスト。しかも国公立か有名私大でないと嫌。
そんなことを言っている本人は、大卒ではなかったりする。

昔の彼氏は霞が関勤務。それ故結婚相手は同等か、誰もが知っている企業に勤めていないと嫌。
⇒そんなことを言っている本人は、派遣社員。正直過去の彼氏がどうだったかなんてどうでもいい。

イケメン限定
⇒そんなことを言っている本人は、女子力がかなりなかったりする。

また、自分はブランド物で身を固め、休日はエステ通いの女子力は大いにある、特に大学時代チヤホヤされてきた有名女子大卒(女子大卒に限ったことではない)の女性も困ったちゃんなのだ。

では、どんなところが困ったちゃんなのかというと、学生時代モテていたせいか、過去の栄光が捨てらない。周りの友人がどんどん結婚、出産していくなか、自分だけ取り残された感が年々出てくる。「なんで○○ちゃんが結婚出来て、私ができないの!?」と嫉妬心も芽生えたり。彼女たちを見返すには「ここまで待ったんだからそれなりの相手と結婚しないと」と、捨てられない見栄とプライドだけがどんどん高くなり、異性と出会っても「これはダメ」「あれはダメ」とダメ出しオンパレード。

そして、「もっといい人がいるはず!」と、いるはずのない青い鳥探しになっていることに気づいていない。

また、40代になってもなお、「年齢は自分より最大5歳上までしか絶対無理で、見た目は普通」(彼女達の言う普通はイケメン部類に入る人)「身長は最低でも170以上で太ってないこと」「年収は最低でも600万以上」(年収は地域差あり。関西だと600万はハイスペックの仲間入り)「有名大卒マスト」そのうえ、ホワイトカラーなんていう条件を出している人もいた。

条件を出すのは勝手だが、そんな男性は婚活業界では超モテ男。余程のことがなければ選ばれることはない。

「モテた私が何で結婚相談所のお世話にならないといけないのか」と内心思いつつ、見栄とプライドは捨てられず、なかなか成果の出ない婚活にプライドを傷つけられ、「パーティに行けばモテるはず!」「別に結婚したい訳じゃないし」と言い訳し、遅かれ早かれ彼女たちは結婚相談所を後にしていく。はっきり言って彼女たちは認識を変えない限り、成婚は難しいだろう。

一方で、見栄やプライドを捨て去った女性もいる。

彼女のスペックは30代後半、有名大学卒。とびきり美人という訳ではないが、いつもニコニコしていて愛嬌たっぷり。とはいえ彼女にも見栄とプライドで生きてきた過去があった。

学生時代に良かれと思い発言したことがきっかけで仲間から無視された過去があった。そのせいで、相手に自分の意見や気持ちを伝えることに対し、自信を無くしてしまい、自信のなさを埋めるため無視した友人を見返そうとイケメンとばかり付き合ってきた。しかし、イケメンと付き合うことで彼女は自分らしさをどんどん失い、「彼に嫌われないようにしなきゃ」「捨てられないようにしなきゃ」と、何事も相手優先で相手に合わす日々。ますます自分の意見や気持ちを相手に伝えることができなくなり、どんどん心も疲れていった。

活動を始めて2か月経った頃、彼女は自分がいいなと思っていた人に振られたことがきっかけで、梅子に泣きながらこの話をしてくれた。つられて泣きそうになったが、そこはぐっと堪え、心を鬼にし「友達から羨ましがられることがあなたの幸せなの?」「誰かに自慢するために結婚するの?」「イケメンと付き合っていた時は幸せだったの?」と、聞いてみた。

すると、彼女は首を左右に振り「ちっとも幸せじゃなかった。しんどかった。」と。そこで、「これからは自分の意見や気持ちをちゃんと相手に伝えられるようにしていこう」と約束。

それから程なく、正直見た目も学歴や年収もそこまでよくないけれど、内面がとても男前な男性と出会い、交際へと発展。何故だか、彼になら誰にも話したことのないことを素直に伝えられ、相手の嫌なところや直してほしいところ、こうされると自分は嬉しいことなど、今までの元カレ達とは比べ物にならないくらい自然体の自分で接することができたそうだ。

しかし、ここで婚活あるあるの「いい人だけど決め手がない」という彼女。

そこで梅子は歴代の彼氏に拒まれた彼女の趣味に彼を誘ってみることを提案。すると、彼は二つ返事でOKし、終わった後に笑顔でこう言った。

「また一緒に行こう!」

そう言ってくれた彼に感動すら覚え、彼女は結婚を決意。

結婚を決めた後も、もめる要素満載の結婚準備を彼は率先してやってくれるという。「頼りになるし、毎日楽しくしている」と、後日梅子に連絡があった。そしてメールの一文にこんなことが書いてあった。

「見た目はいまいちですけど、中身は本当に男前。今とても幸せです。」

あなたが見栄やプライドに執着するのは何故ですか。彼女のように見栄とプライドを捨て去ると、自分にとっての本当の幸せが見えてくるかもしれません。

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