条件の合わない相手と結婚した人

成婚エピソード
結婚相談所を利用する人達が求めがちな条件は、いくつかの傾向がある。
特に男性より女性の方が相手に求める外的条件(年齢や年収、学歴等)があれこれ細かく、許容範囲が狭くなりがち。プラス、そこに内面的条件(性格等)も加味されるため、外的条件が細かい人の場合、ターゲットとする相手はかなり絞られてしまう。
しかし、条件の合わないお相手と成婚する人達も男性より女性に多い。そんななか、自分の希望条件と合致しているのは年収のみ。身長や学歴、結婚歴、子供の有無など、年収以外の外的条件は全て条件外の男性と成婚退会した女性がいた。
男性は40代前半の経営者で、バツ2で子持ち。女性は30代前半、目鼻立ちがはっきりした女性。身長も学歴も彼女の方が高い。
ちなみに、当時働いていた相談所は年収非公開。「えっ」と思う人もいるかもしれないが、担当から紹介する場合、基本的に相手は希望年収を満たしている。それでも気になる場合は、問い合わせてもらえれば開示する。彼女の場合は、成婚間近に念のためと聞いた程度。
ここで簡単に紹介しておくと、当時働いていた相談所の紹介スタイルはざっとこんな感じ。
 1.自分の希望を優先 ⇒担当からの紹介
2.相手の希望を優先 ⇒相手担当からの紹介
他にも担当者を介さず、自分で異性に申し込んだり、申し込まれたりもできる。
成婚退会した彼女は2のパターンでの紹介。年齢も一回り近く上で、相手には子供もいる。紹介した段階で普通なら即NGになる可能性はものすごーーーーく高い。
しかし、相手の男性は彼女のプロフィールを見るなり、一目ぼれ。「無理を承知で言うが、何とか会うチャンスを与えてほしい、と男性が言ってきている。何とかならないか」と、男性の担当から梅子に相談が来た。
婚活屋はこんな時の為にもいる。彼女に相手の熱い思いを伝え、とりあえず会うだけあってみないかと打診してみたところ、「わかりました。そこまで言ってくれるのであれば、会ってみます!」と快諾。そしてお見合い後、彼女から「とても楽しかった。推してくれてありがとうございます」と連絡があった。
会うたびに熱い思いを伝えてくれる積極的で情熱的なお相手に、どうやら彼女も恋してしまった様子。2回目のデート後の面談で、彼女から「好きになってしまったかも・・・」と、まさかの素早い展開。あまりの展開の早さと、いつのまにか彼女の気持ちの方が強くなってしまったことに、途中彼が怖気づいてしまい、すったもんだがあったものの無事卒業。
その後、暫くして白無垢姿と紋付き袴姿の二人の素敵な写真が届いた。
婚活において、条件はあくまでも条件。もしかしたらNGだと思っている条件は、単なる思い込みという可能性もある。
そして、可能性を広げた先には、未来へとつながる運命の相手が待っているかもしれない。

コメント

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    素晴らしい勇気ですね!!
    望まれたなら、飛び込む度胸が女には必要だ…と
    感じることがあります。
    ('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)
    素敵なエピソードをありがとうございます。
    :*:・( ̄∀ ̄)・:*:

  2. SECRET: 0
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    >べたーはーふ(better half)さん
    コメントありがとうございます。
    本当に!勇気を褒め称えたいです。
    その後子宝にも恵まれたようです。
    一歩踏み出すことでその後の人生は
    大きく変わるなと思います(^-^)

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