婚活における宗教問題

婚活アドバイス

結婚相談所では様々な個人情報を取り扱うわけだが、なかには相談所では取り扱わない「機微情報」に触れることも多い。一般的に機微情報とは、宗教、人種、出身、既往歴、犯罪歴などで、機微情報は会員から同意があった場合のみ相手に伝えることはできる。

宗教についてはプロフィールに欄が設けられている相談所(連盟)もあるが、実際に掲載していない人もいるはず。もちろん本人から申告があり、掲載するか伝えてほしいと言われれば担当者がPR文に一言記載したり、「問い合わせ項目あり」とし、申し込み時や申し込みを受けた時に相手側に伝える。

ところで、以前梅子が働いていた結婚相談所のプロフィールには、宗教の項目はなかった。現在はプロフィールに宗教の項目はあるが、実際にこんなことがあった。(追記:2023年現在、宗教の項目は無くなった)

交際中のお相手は信仰する宗教があったにもかかわらず、プロフィールには未掲載。また、お相手は結婚相談所にそのことを伝えておらず、念のため相手側の相談所に確認してみたところ、やはり宗教のことは聞いていなかったとの事。機微情報については、結婚相談所経由で伝えるのではなく、直接自分で伝えたいという人もいる。後者の場合、残念ながら「事前に知っていたらOKしなかった」という人もいるため、相手の理解を得られず破局となることも珍しくはない。とにかく、機微情報問題は一筋縄ではいかない、難しい問題なのだ。

実際、梅子も何人か信仰する宗教を持つ会員を担当したことがある。

そもそも、改めて宗教というと何だか胡散臭くなるが、身内の葬儀や友人の挙式などでは普通に関わっているし、初詣や観光でも普通に神社仏閣に出向いている。ただ、日本人の場合、昔からある仏教や神教はOK、キリスト教もまぁOK。それ以外は良しとしない人が多いように感じるし、信仰する宗教を持たない会員さん達もそう口にする人は多かった。

言うまでもないが、結婚相談所では信仰する宗教を持つ人は、どうしても不利になりがち。たとえ、他がどんなに良くとも、会うことすらままならないことも大いにある。

ちなみに、梅子が担当した人達は最初に信仰する宗教があることを話してくれていた人、途中で分かった人、いずれもいた。

ある人は相手に理解して欲しいし、できれば一緒にやってほしい。

ある人は祖父母が熱心なだけで、自分は正直どうでもいい。抜けてほしいと言えば抜ける。

ある人は相手はやらなくてもいいから、自分が信仰することは許してほしい。

と、様々。

かくいう梅子は、日本人にありがちなタイプ。実家は先祖代々のお墓を引き継ぎ、お寺さんは浄土真宗だけどさっぱり興味なし。宗教はあるかと聞かれたら、無宗教。そして都合のいい時だけ神様仏様頼みで、神社仏閣巡りもする。しかし、祖母が新興宗教だかに騙されかけた(そもそも年寄だから騙されやすい!?)とかで、子供の頃から父親がやたら新興宗教を毛嫌いしていたので、その手のものは苦手。

あと、宗教と言えばこんなイメージ。
(まじめに信仰してる人、すみません)

選挙時期になると、どこからともなく忘れたような人から電話がかかってくる。
(実際梅子はかかってきたことがないが、周りではよく聞く)

「おっと、その手で来たか!」の勧誘。
(これは梅子も経験あり。そういう人とは二度と連絡をとりません)

「あなたの幸せを祈らせてください」と声をかけてくる。
(これ、そもそも宗教なのか!?私はされたことがないけど、やたら「よく声をかけられる」と言っていた友人がいた(笑))

ニュースで世間を騒がしているような胡散臭い宗教は勿論あり得ないが、身の周りで考えてみた時、ぶっちゃけ劇的なマイナスも大してないけど、プラスのイメージもなかった。

婚活屋になってからは「会員さんと接する時は、真っ白な心で」と上司に言われたこの一言のおかげもあって、「この人はこうだ!と最初から決めつけない」精神がますますパワーアップし、会員さんと向かい合ってきたつもり。

そしたら、あら不思議。

とある人は、コミュ力が高く、知性もあり。何よりも謙虚で、気遣いもできる素敵な人。紹介相手にも「会ってみないとわからないから」と、基本的に自分からは断らない、交際の報告もマメな成婚者に共通する典型さん。

とある人は、婚活屋に何だか上手く甘えてアドバイスを求め、即、素直に実践する素直ちゃん。

とある人は、これまた真面目でコミュ力あり。婚活屋にほっこりしたメールを送ってきたりと癒しオーラ満載さん。

たまたまかもしれないけれど、信仰する宗教を持った人達は人間的に素敵だなと感じたり、尊敬できるところがあったり、なんだか皆さん礼儀正しく、真面目な努力家なんですけど!!
(えっ!?これは宗教のおかげ!?だからといって断じて梅子はやらないし、今後も無宗教を貫くけど)

ちなみに、梅子が担当していた信仰する宗教を持った人達は、外部成婚者含め、みんな成婚した。結果だけ見れば「全員良かったね」だが、いずれの人達も活動は本当に容易いものではなかった。しかし、当の本人達は途中で諦めたりしなかったから、最初から覚悟しての活動だったように感じる。

ところで、宗教のことを最初から相手に開示していない場合、どの段階で話すのがいいのか。それは自分が相手に求めるスタンスや、相手が宗教についてどう捉えているかによって受け入れ度合いも違うから、「一概にこれ!」とは言えない。
(最初に言うのが誠実だという考えも正しいし、ある程度気持ちが芽生えてからというのも間違いではないと個人的には思う)

結婚相談所を介しての出会いであれば、「相手が宗教をしていることを良しとするか否か」担当の婚活屋が知っているケースもある。また、もし知らなくても、担当ならそれとなく探ってみることもできるかもしれないので、まずは担当に相談してみることをおすすめします。

今回挙げたのは宗教問題だが、他にも国籍や既往歴など、会員さんと共に色んな壁にぶち当たってきた。

機微情報を相手に開示せずの結婚は、後々大きな問題になり得るため、結婚前に開示は必要。しかし、いつ、どう伝えるかは本当に悩ましいし、難しい。

ちなみに、これは結婚相談所以外での出会いでも言えることであり、梅子のパートナーも機微情報あり。最終的には機微情報よりも人柄が優先される、と個人的には思いますが、いやこれほんと難しいっ!

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