相手に求めることは1つだけ

婚活アドバイス

婚活は楽しいばかりではないし、結果がすぐに出るわけではない。だから、婚活を始めてすぐにやめてしまう人もいれば、ものすごーく長く活動を続けている人もいる。

梅子が担当していた人にも他社での活動を含め、かれこれ10年以上活動しているという強者もいた。

長く活動を続けている人には、2パターンある。

「ここまで待ったんだから」と、自分の希望をなかなか曲げない人

当たり前だが、活動が長くなればなるほど自分の年齢は上がり、市場価値は下がる。なのに、相手に求めることは活動を始めた頃のままだったり、「ここまで待ったんだから、もっといい人がいるはず」と理想だけが高くなり、相手の細かいところが気になって先に進めなくなってしまう。

とにかくマイペース、気が向いた時だけ活動する

まさに文字通り。気が向いた時だけ活動し、モチベーションが下がった時は活動を一切しない。

一般的に結婚相談所は月会費制。「お金がかかっているのに、まるで幽霊部員のような状態なんてもったいない!」と思ったもんだが、この手の人はこちらが連絡をしようが、基本スルー。気が向いた時にしか連絡してこないし、そもそも連絡自体が取れなかったりする。一体何がしたいんだか。

いずれにしても、活動が長い人は何がいけないのか、活動を一度見直した方がいい。といっても、自分ではきっと気づかないだろうから、第三者に意見を求めるなりして何を改善すれば良いのか知るためのテコ入れが必要。ただ、こういったタイプの人達が、第三者の意見を素直に聞けるかどうかはかなり怪しいけど。

と、前置きが長くなったが、そろそろ長期の活動になりかけた、とある女性がいた。

「あと数か月だけ頑張ってみて、それでダメなら結婚はもう諦めよう。」

腹をくくることで活動の流れが変わることはよくあるが、彼女にこう言った。「今までと同じことをしていては数か月後も同じ結果しか出ません。成婚する為にあなたができること、すべきことを考えて、私にテーマを教えてください」

彼女の場合、今まで相手に「〇〇してほしい」と求めてばかりの「クレクレ女」になっていたことを改めた。クレクレ女でもまだ相手をしてくれるのは、100歩譲ってとびきりの美人か、若くて可愛い20代くらい。

面談でもよく、「男性にリードしてほしい」「○○に連れて行ってほしい」等々、「○○してほしい」と求める女性は多い。「相手に求めたら、自分も求め返されますよ。あなたは相手の男性に何をしてあげられますか」と梅子がいうと、たいていの人は言葉に詰まる。自分は求めるけど、相手から求められるのは嫌。なんて勝手な言い分。私が男なら「ないな・・・」と内心思ったもんだ。

彼女は自分が「ないな」と思える女性だったことにようやく気付き、最後にひと踏ん張りするためにテーマを決めた。

「相手にしてあげることは3つ、相手にしてほしいことは1つだけ」

何かをしてほしいと思えば、先に自分が相手に与える。そういう考えをしてみると、相手に多くを求めなくなったそうだ。

そこから彼女は、自分の希望とは少し違ったものの、一緒にいると何だか落ち着く居心地の良い男性と程なく成婚退会した。

婚活が何だか上手くいかないな、活動が長くなってきたなと思っているあなた!

もしかして、求めるだけの「クレクレ女」になっていませんか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました