先日、元後輩ちゃん（婚活屋）と話していた時、あるあるネタとして婚活における親問題が浮上した。世の中には親が子供に代わって婚活を行う親活もあるから、親が関与することを完全に否定するつもりはない。以下はあくまでも梅子や同じ婚活屋仲間のこれまでの統計に基づく話である、ということをお含みおきください。
入会前の説明会に親がついてくることはたまにあるが、アラフォー世代での親同伴は正直引く。説明会に親同伴で来た場合、入会面談の時には親同伴不可と伝えておくが、それでも親同伴でやって来る人がいる。
ちょっと、話聞いてました！？（心の声）
ちなみに、入会時の面談ではたとえ親に何を言われても同伴は認めない。丁重に同席をお断りするのだが、非常に嫌そうな顔をされる。（親とはいえ、婚活はプライバシーに関わる活動。そもそもこの手の人は親が一緒だと面談で本音を言わない）
また、付いてこなくても、電話であれやこれや聞こうと連絡してくる親もいる。そんな時は「個人情報なので活動状況は話せない。本人に直接聞いてください」という旨を伝えるのだが・・・
ある日、男性会員の親御さんから電話で活動内容を教えてほしいと連絡があった。当然、活動内容は話せないので本人に聞くように伝えたところ、数日後、親御さんから担当を変えて欲しいと電話が入った。
担当変更の申し出が本人からではなく親からの為、一応上司が会員本人に確認したところ、「自分は担当を変えたいとは思わないが、親は言い出すと聞かない。また親が支払いをしているため逆らえない」との返事。婚活費用も親支払いだったのか。
ちなみにこの親御さん。「どうしても！」と聞かず、一度だけ面談に同席したことがある。（入会時の初回面談でなければ、あまりにも強い申し出の時は上席の許可ありきで同席を認めたことは何度かあり。）
その時、母親はあることについて梅子から子供に注意して欲しかったようだ。しかし、母親の考えは古すぎ、子供の意見の方が今の時代に沿っていた為、当然ながら梅子は子供側の意見を尊重した。まぁ、母親としては婚活屋が自分の意見に賛同してくれて、子供の考えが間違ってると言って欲しかったのだろう。
そんなこともあり、母親の目には「自分とは意見の合わない担当者」「（母親からすれば）小娘のような担当者」というのも重なり、クビにされた。（次は母親と同世代の婚活屋が担当になった。）
我が子が可愛くて、という気持ちはわからんではないが、ある意味これもモンペなのか。
一方、親同席が助かるケースもある。
何をおいても顔！顔！顔！顔が命！しかも、「ジャニーズ風イケメン！」とのたまう20代女性。そりゃぁいたら真っ先に紹介するわ。でも、ここは結婚相談所であって、断じて芸能事務所ではない。まぁ、入会基準が「イケメン」というわけでもないから、当然と言えば当然だけど。
日々そんなことを言っていた会員さんの面談に、ある日母親が付いてきて、一言。
「あんた、いつまでそんなこと言ってんの。自分の顔見ていいなさい。そんなんだから結婚できないのよ。」
「こないだ紹介してもらった人のどこが気に入らないのか。あんたみたいな人を選んでくれる人がいるだけありがたいと思いなさい。」
と、これはこれで「その言い方はどうなん！？」と思うところは多々あるけれども、私の目の前で現実的なお相手、そして結婚とは何かについて説教を始めた。
現実を語ってくれるのはものすごく有難いが、できれば家で話し合ってほしい。結局、その女性は外で彼氏を見つけて退会。ちなみに彼氏は、彼女曰く別にイケメンでもタイプでもなかったとの事で、内心ほっとした。
結婚相談所に付き添ってくる親子は、往々にしてお互いに親離れ子離れができていないように感じる。そして、残念ながら親が直接面談にやってきたり、担当にさぐりの電話をしてくるケースで成婚した会員を梅子はまだ担当したことがない。
親は子供の事に干渉しすぎず、そして子供も結婚は自分自身のことだという自覚を持って婚活してみてはと思います。
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