お見合い相手について「感じの良くない人だった」「つまらなかった」など、良くない印象を聞かされる事がある。しかし、本当に感じが良くなかったり、つまらない人だったのだろうか。
婚活屋は立場的に双方の言い分を聞く事ができるので、正直「お互い様なのでは」と思うことは多い。
ある時、相手側(女性)からお見合い終了後すぐに担当会員さん(男性)に対し、「とても失礼な人だった。男性はほとんど会話をせず、お見合いは30分もかからず終了した」と、クレームが入った。
この手のクレームは相談所にいると時々入るが、まずは自分の会員さんの言い分をきちんと受け止める。なぜならこの手の話は片側だけの意見だけを聞いても信ぴょう性に欠ける為、相手側の話も聞く必要があるが、相手側からクレームが入ったと報告を受けた時、梅子にとってはやや信じ難いものだった。
というのも、失礼な態度を取るような男性ではなく、コミュニケーション能力も高い。初対面の時、「結婚相談所に何で来た」と本気で思ったほど見た目も条件も人柄的にも問題なし、どこに出しても恥ずかしくない男性だったからだ。しかし、なかには担当の前と女性の前では態度が変わる人もいるから、「お見合い後の感想を聞かせてくださーい」と、相手のことには一切触れずに聞いてみると、相手側の女性とは全く異なる感想が返ってきたのだ。
「会って挨拶をしても、目も合わせてくれなかった。反応が薄かったので、自分のことはタイプじゃなかったんでしょうね。」
それでも最初は頑張って話を振ってみたものの、返ってくる答えは「はい」、「いいえ」。話を全く広げようとはしない相手とのお見合いはさすがに辛く、テンションはダダ下がり。早めに切り上げたそうだ。
あまりにも二人の感想が食い違うため、改めて女性側の担当に詳しく聞いてみたところ、お相手の女性は普段から人とあまり目を合わせない、大人しい受け身タイプとわかった。
お世辞にも愛想がいいとは言えず、加えて会う前から女性は男性のに対してかなり好印象を抱いていたため、とても緊張していたそうだ。なんとも全てが裏目に出てしまった、もったいない感じである。
人は見た目が100%の回でも触れたが、とにかく第一印象が肝心。第一印象はその後の印象を大きく左右する。
人との出会い、コミュニケーションにおいて相手は合わせ鏡。こちらが笑顔で接すれば相手の心を開きやすくなるし、距離も縮めやすくなる。逆に愛想がなく、怒ったような口調や失礼な態度で接すれば、相手の心はどんどん閉ざされてしまう。
お相手が感じ悪かった、つまらなかったと思った時は、そもそも自分は感じが良かったのか、楽しませられたのか、まずは自分自身に問いかけてみてはと思います。


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