結婚相談所での20代の立ち位置

とある調査（QOM総研）で、20代は結婚相談所に対しポジティブなイメージを持っていることがわかっている。それもあってなのか、20代前半で結婚相談所に登録する人達が増え始めたと少し前から感じていた。

世間一般でも、20代前半であれば周りからチヤホヤされるだろう。結婚相談所も例外ではないが、あまりにも若すぎると苦戦を強いられる。

その大きな理由としては２つ。

社会経験が少ない、またはないに等しい

これはなにも20代に限ったことではないが、「社会経験が少ない、または、ないに等しい人は、仕事の大変さなど理解しにくいだろうから避けたい」と口にする男性が一定数おり、特にスペックが高い人ほど口にする人は多く、なかには無職、正社員以外はNGという人も。

年の近い人を希望するとお相手候補が少なくなるが、年齢を気にしなければどの世代にもモテる

そもそも20代（特に前半）で結婚相談所に入る男性は多くない。彼女達がターゲットとするのは、だいたいは5歳上くらいまでが一般的で、頑張って31、2歳くらいまで。プラス、自分が高く売れる世代だと理解している人は、希望年収も高め。

例外はあるが、年齢と年収はだいたい比例する。そうなると、歳は近くて年収の良い人となると、お相手候補の数が減る。更にそれ以外の条件も加われば、候補者はどんどん減る一方。こうして20代前半の婚活は、案外苦戦を強いられることになるというわけだ。

そういった点を加味し、梅子が思う最もモテる世代は20代半ば〜20代後半。

しかし、ここまで話したことにはやはり個人差がある。最もモテる世代といえども、絶対モテるかというと、そうでもない人もいる。

梅子が担当していた人で、「ネットをみても周りに聞いても若い方が有利だし、選べると聞いて入会した」という大学卒業したばかりの女性がいた。はっきりいって、女子力はかなり低め。男性とのお付き合い経験ゼロ。未熟な部分があちこちで目立つが、若さゆえ素直さは人一倍あり。失礼ながら初対面でかなり厳しい闘いを強いられると感じたため、 「選べる」と浮ついた気持ちで婚活し、失敗してほしくなかったので、最初に厳しめの事実を伝えた。

・若いというだけで選ばれるほど、婚活は容易くない。

・見た目の女子力を磨く。

・笑顔を心がける。

・断られてもいいから経験値を増やすため、紹介やお見合い後の返事は積極的にOKする。

・次があると思うな。

・相手とはいつも誠実に向き合う。

社会経験のない小娘ちゃんにはなかなか厳しかったかもしれないが、これらを素直に実践し、数人と交際したのちに活動約半年ほどで無事卒業。

30代、40代からみれば、20代は脅威にしかみえないだろう。しかし、20代には20代の苦戦ポイントはある。それでもやはり結婚したいと思うなら、1日でも早く、少しでも若いうちに婚活を始めるのが良いことは明らかである。