婚活をしようかどうしようか迷っている人へ

梅子のたわごと

今日は梅子のつぶやき的なお話。

これは、独立して1年位経った頃のこと。婚活に興味を持つ、とある女性と出会った。自らの意思でというよりは、友人に誘われ、梅子のセミナーに参加。

正直、当初はさほど婚活に興味がない印象だった。しかし、後から思えばその時から、「現状を変えたい!」という強い思いが心の底にはあったのだろう。

初対面の日からほどなくして、「自分の婚活方法について」や「今何をしないといけないのか」等、婚活についてアドバイスがほしいと連絡があった。

真面目な彼女は、アプリでの活動方法やプロフィールの作り方、写真の魅せ方など、私の話すことを一生懸命メモしていた。

それからまた暫くしてからのこと。「活動の流れは変わったのかな」と考えていた矢先、結婚相談所で私と一緒に婚活を頑張りたい、と連絡があった。

しかし、約束の日時。待てども来ない彼女。電話も出ず、連絡も取れない。「まさか、事故にあったとか!?」と良くない想像をしつつも、さすがにこれ以上待つのはやめようと思った時、彼女はやって来た。

彼女の姿が目に入った時、「事故とかじゃなくて良かった」とホッとしたのと同時に、以前と違って疲れ切った様子の彼女に違和感を覚えた。

話を聞いてみると、仕事や人間関係でひどく疲弊し、日常生活にも支障をきたしていると、第三者でも感じる程だった。

そんな状態だったにもかかわらず、彼女は「とにかく活動したい」と口にし、活動に必要な書類の一部を私に渡した。

営業的目線で言えば、本人が「活動がしたい」と言ってるのであれば、疲弊してようが入会させるのだろう。しかし、こんな状態で活動しても良い結果が得られるとは到底思えない。綺麗ごとかもしれないし、だから私は甘いと言われるが、そんなことがしたくて独立したわけではない。

婚活をすると、傷つくことも多い。これまで自分が避けてきたことにも、目を向けないといけない時も出てくる。フラットな精神状態で活動していても、ものすごく疲弊する。

だから、あえて「今の状況で婚活はしない方がいい。今もし婚活をすれば更に疲弊する。まずは少し落ち着いてから一緒に頑張ろう」と彼女に伝えた。

それからも彼女の様子が気になり時々連絡をしていたが、それっきり連絡が取れなくなった。

私があの時活動許可を出さなかったから、「もういい!」って思われたのかな。私のスタンスは間違っていたのかな。

そんなことを考えながら、再び数か月が経ったある日、彼女からメールが届いた。しかし、メールには予想外の現状が書かれていた。

私と再会して程なく、彼女はある病(病名は伏せます)に罹患。数回もの手術を受けたが、後遺症もあり、未だ入院を余儀なくされていた。日常生活に戻るには、相当なリハビリが必要。いや、戻れるのかどうかもわからない。

こんな状況だった為、メールには返信できなかったことへのお詫びと、婚活どころではなくなったこと、私にはただ感謝しかない、と綴られていた。

「落ちついたら一緒に婚活頑張ろう」とか、「リハビリを頑張ってね」と、簡単に口にできる状況ではなかった。何ともやるせないメールに、ただただ胸が痛んだ。

婚活屋ならだいたい初見でこの人は結婚できるかどうか、勘が働く。そういう意味では、彼女は時間はかかるかもしれないが、とにかくまじめで努力家なので、「自分自身の課題に気づけば、すぐに成婚できるだろうな」と思っていた人だけにとても残念だったし、かける言葉が見つからなかった。

私を含め、一寸先の未来なんて誰にもわからない。人は自分が健康でいられるという前提で未来を考えてしまうが、そんな保証はどこにもない。

そういえば、婚活中に志半ばで亡くなられた人もいた。だからこそ、結婚したいと思う人達に言いたい。

婚活するうえでの大きな妨げが特にないのであれば、あれこれ考える前にまずは動いてみてはと思う。

まぁ、婚活に限らずやりたいことがあれば、後悔しないように何でもやってみた方がいいと思います。

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